Beautiful Backside

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ソファを後ろから見る新鮮な発想でデザインされたのが、イタリアのブランドMOROSO(モローゾ)から発表されたBeautiful Backsideである。そのユニークなバックサイドは、異国の宮殿にいざなってくれるだろう。Beautiful Backsideの魅力や特徴、ブランドの歴史について紹介したい。

Beautiful Backside

画像引用元:https://high-brands.com/interior-product.php?id=312

Beautiful Backside は、後ろから見た姿の美しさを追求したソファ。イタリアのブランドMOROSO(モローゾ)とイギリスのニパ・ドーシ&ジョナサン・レヴィエンのコラボレーション作品である。インドの宮殿にあった王女の絵からインスピレーションを受けてデザインされたという。形の異なるクッションに気ままに座っている様子を表現した。

Beautiful Backsideの特徴

その名の通り、後ろから見たときのデザインに特徴があるソファだ。大きさ・形の異なる背もたれを組み合わせ、パターンの異なるクッションが描かれている。フェルトやウールの布張りが施され、中央には印象的なバッジがついている。グラフィックによる幾何学的なパターンが、色数が少なくても派手な印象をもたらす。遊び心にあふれた豪快なデザインは、楽しい気持ちにさせてくれることだろう。
後ろから見た姿はソファと分からないかもしれないが、前に回ると座り心地の良さそうなキュートなソファ。大きさや形の異なるクッションが散りばめられており、切れ目のない一枚座面をクッションで区切っている。後ろから見たインパクトと前から見た可憐さのギャップも楽しめる。

Beautiful Backsideの歴史

Beautiful Backside がMOROSO(モローゾ)から発表されたのは、2008 年のこと。2000年にロンドンでデザインスタジオ「Doshi Levien(ドーシ レヴィエン)」を立ち上げたニパ・ドーシとジョナサン・レヴィエンがデザインを手掛けている。

MOROSO(モローゾ)について

Beautiful Backside を手掛けたMOROSO(モローゾ)は、イタリアの有名ブランドだ。多くのデザイナーとのコラボレーションで個性的な家具を次々と発表している。日本人デザイナー喜多俊之とのコラボレーション作品は「SARUYAMA」ソファ。また高級ファッションブランドDiesel(ディーゼル)とのコラボレーションでは、ロックテイストの家具を発表した。オリジナリティあふれる斬新な家具は、見る人を飽きさせない。他のイタリアブランドとは異なる特徴的なデザイン力で、唯一無二の存在感を示しているブランドである。

MOROSOのブランドストーリー

MOROSO(モローゾ)は、1952年にイタリア北東部のウディネで誕生した。イタリアの職人会社からの教えを大切に、常に新しいアイデアを受け入れるのがMOROSO(モローゾ)の軸。ロン・アラッド、カルロ・コロンボ、エンリコ・フラゾリーニ、マーク・ニューソン、喜多俊之氏、パトリシア・ウルキオラといった世界的に有名なデザイナーとの仕事でオリジナルのデザイン家具を作り続けている。
1994年には、イタリアの布張り椅子メーカーでは初の品質マネジメントISO 9001認定を取得。さらに1999年には、環境マネジメントのISO14001の認定も取得した。素材の品質、職人の技術など細部まで徹底したこだわりを持ち、購入後7年間は交換部品の提供を約束しているブランドである。
現在は2世代目に引き継がれている。CEOにロベルト・モローゾ、アートディレクターにパトリツィアが就任した。

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Beautiful Backside は、イタリアのブランド「MOROSO(モローゾ)」とイギリスのデザイナー「ニパ・ドーシ&ジョナサン・レヴィエン」によって生み出された。後ろから見るという斬新な発想のソファだ。形の異なるクッションが連なった背もたれと幾何学的模様が印象的。遊び心を刺激される名作椅子である。
世界には、こうした様々な名作椅子が存在している。それぞれのブランドが趣向を凝らした名作の数々を紹介しているので、興味があればぜひお読みいただきたい。