Artek,スツール 60

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日本でも広く知られているフィンランドの高級家具ブランド、Artek。ここでは、Artekがリリースしている各種高級家具の中から、名作スツールとして名高いスツール 60をご紹介してみよう。

スツール 60

画像引用元:https://www.artek.fi/jp/products/armchair-41-paimio

Artekのアイコン的な作品として広く知られているスツール 60。他のスツールでも代用できそうなよくあるタイプのデザインだが、「それでもスツール 60がいい」という声を世界中で聞く。

スツール 60の特徴

スツール全体のデザインに影響を与えた名作

一見、普通の形をしたスツールである。どの要素をもって名作と語り継がれるのか分からない、という方もいるだろう。しかし、まさにその「普通の形」こそがスツール 60の名作と言われる所以である。

スツール 60の誕生以後、世の中の多くのスツールは、このスツール 60のデザインから多くの影響を受けたと言われる。スツールのイメージを定着させた功績の大きさは計り知れない。

使い込まれるほどに味わいを増すシンプルなデザイン

無駄のないシンプルなデザインにして、決して安っぽさを感じさせないスツール 60。生まれ故郷のフィンランドでは、カフェやショップなど、街中のいたるところで目にするスツールである。

長年にわたって使い込まれてきたスツール 60には、経年変化や汚れ、修繕の跡、塗り直しの跡など、様々な時代の痕跡が刻まれる。その痕跡の数だけ、スツール 60の味わいは増していく。

スツール 60の歴史

フィンランド出身の著名な建築家、アルヴァ・アアルトがデザインしたスツール 60。デザインした時期は1933年と言うから、以来、実に約90年もの年月を人とともに歩んできた名作である。

完成したのは1935年。同年、アアルト自身が設計したヴィープリ図書館に設置される形で、スツール 60は世に姿を表した。

現在もなお当時と同じ手法で生産され続けているというスツール 60。多くの名作家具をリリースしているArtek社だが、800万脚という売上は同社でも異例である。

Artekについて

1935年、4人のフィンランド人によって立ち上げられたArtek。技術と芸術を融合させた数々の作品は、世界の家具市場に大きな影響を与えてきた。日本でもおなじみの高級家具ブランドである。

Artekのブランドストーリー

Artekを立ち上げた人物は、まさにここでご紹介したスツール 60をデザインした建築家、アルヴァ・アアルトである。アアルトを筆頭に、その妻や仲間たちを含め計4名のフィンランド人がArtekを立ち上げた。1935年のことである。

ブランド立ち上げのきっかけは、アアルトがコンペで勝ち取ったサナトリウムの設計だった。斬新なデザインのサナトリウムは高い評価を集めたが、その建物にマッチする家具が、当時のフィンランドには見つからなかったという。

考えた末に、アアルトはサナトリウムに設置する家具を自らデザイン。この家具もまた識者たちからの注目を集め、自身の家具ブランド、Artekの立ち上げへとつながっていく。

他の“名作スツール”も見るなら…

ここでは、日本でも馴染みの深いフィンランド生まれのArtekの作品群の中から、名作スツールとして名高いスツール 60をご紹介した。スツールのデザインを定番化させた、その歴史的意義は大きい。

さて、改めて世界の家具市場に目を向けてみると、スツール 60と同様に「名作」と評されている複数のスツールが存在していることが分かる。「名作」とは、決して筆者の主観ではなく、多くの識者たちから客観的な評価を集めたもの(世界的な賞を獲得したもの)、という意味である。

以下のページでは、「名作」として安定的な地位を獲得したスツールを一覧でまとめてみた。興味のある方は、当ページに続いて目を通していただきたい。