Richard Hutten(リチャード・ハッテン)と言えば、個性豊かで人々を魅了し続ける作品を手掛けているデザイナーの1人だ。ここでは、Richard Hutten(リチャード・ハッテン)の手掛ける名作家具「Bronto(ブロント)」についてご紹介したい。
Brontoは、子どが使いやすいよう配慮されている椅子。コロンと丸みを帯びたフォルムが特徴で、角がなく柔らかで安全性に配慮されている。
Brontoは、ロータモールディング製法を用いた製作を行っているのが特徴に挙げられる。フレームや継ぎ目がなく一体成形となっているのだ。Brontoは子ども用の椅子のため、細かい部品や小さなでっぱりがない点が特筆すべきポイントだ。
直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が原料となっているので、子どもでも簡単に持ち運びできる軽さになっている。水や汚れに強く、お風呂やテラスなど屋外で使用できるのが魅力だ。水回りで使用できるため、キッズチェアとしてファミリー層から支持を得ている。
1997年ブロントチェアは、ドローグ・デザインのためにRichard Hutten(リチャード・ハッテン)がデザインを手掛けたキッズチェア。水や汚れに強いだけではなく手軽に持ち運べる軽さなので、子ども用の椅子として根強い人気がある。
現在はリチャード・ハッテンが立ち上げたとされるブランド「リチャード・ハッテン」で販売されているのが特徴だ。
Richard Hutten(リチャード・ハッテン)と言えば、独自のコンセプトを掲げて個性豊かな作品を生み出している。性能にも配慮し、その使い心地から多くの人を魅了している。
1967年にオランダのスウォローケースペルに生まれた。1991年アイントホーフェン工業デザインアカデミーを卒業後、アントワープにリチャードハッテンスタジオを設立した。
リチャード・ハッテンでよく知られているのが、Droog Design(ドローグデザイン)の結成において中心的な役割を果たしたことだろう。
ドローグデザインと言えば、新進気鋭のデザイナーが集まりユニークなデザインを発表していることで知られている。その活躍ぶりはダッチデザインブームの火付け役になったほどだ。その他にはユトレヒトのセントラル・ミュージアムカフェの空間デザインも有名だ。
「人を幸せにする」というコンセプトを掲げたデザインは、さまざまなクライアントに受け入れられている。イデーやユニリーバ、KPN、ピュアデザインなど多くの企業のデザインに採用されているのも特筆すべきポイントだろう。作品は、サンフランシスコ近代美術館やロンドン・デザイン・ミュージアムなどに展示されている。
Richard Hutten(リチャード・ハッテン)が手掛けてきた名作家具の中から、Bronto(ブロント)の魅力をご紹介した。個性豊かでありながら、子どもの安全性に配慮した椅子である。
世界の高級家具に目を向けてみると、名作家具Bronto(ブロント)と同様に、名作家具として広く評価を集めている椅子は他にもさまざま存在する。
以下のページにて、それら名作テーブルを一覧でご紹介しているので、関心のある方は引き続きお読みいただきたい。