数々の名作ソファをはじめとし、さまざまな家具を提供しているフランスの家具ブランド「ligne roset(リーン・ロゼ)」。こちらの記事では、同ブランドが手がける名作ソファ「CALIN(カラン)」の魅力や特徴などをご紹介する。
リーン・ロゼとのコラボレーションにより、さまざまな作品を生み出してきたパスカル・モーグがデザインしたソファ「カラン」。座る人を心地よく包み込むような、圧倒的な快適さを提供してくれる点が大きな魅力だ。
「カラン」は、世界的に活躍するデザイナーとさまざまなコラボレーションを行っているリーン・ロゼから発表されている名作ソファ。フランス語で「抱き合う」という意味を持っている「CALIN(カラン)」を名前としているこのソファは、座る人に心地よくリラックスしてほしい、との想いが込められている。このソファに座ると、まるで大きな枕に座った時のような感覚を楽しめる、圧倒的な快適性を提供するソファなのだ。
カランにはリクライニング機能が付いているため、好みの角度に調整してくつろぐことが可能。二人掛けでも独立してリクライニングできるところも特徴のひとつといえる。
また、一人掛けのソファ「EasyCALIN(イージーカラン)」も発表されているため、気になる方はチェックしてみると良いだろう。
カランは、1997年にリーン・ロゼから発表されたソファ。リーン・ロゼではこれまでにも数々の名作ソファを生み出しており、このカランも例に漏れず大きな話題を集めている。デザインを担当したのは、リーン・ロゼとさまざまなコラボレーションを行い、多くの名作を世に送り出してきたパスカル・モーグだ。
パスカル・モーグは、工業デザイナーとして活躍するとともにインテリアデザイナーとしても活躍してきた人物。数々のプロダクトをデザインしており、1994年からリーン・ロゼとのコラボレーションをスタートし、1997年にこのカランが誕生している。
ligne roset(リーン・ロゼ)は、日本でも人気のあるフランス有数のライフスタイルブランド。ブランド名の「ligne(リーン)」は「コレクション」という意味を持ち、さらに「roset(ロゼ)」とは創設者の名前であることから、「ロゼ・コレクション」という意味を持つブランドである。
現在は、ソファやキャビネット、照明、カーテン、テーブルウェアなど非常に幅広いアイテムを提案。洗練されたデザインに加え、毎年さまざまなラインナップを発表しており、世界各国から高い支持を受けているブランドとなっている。
リーン・ロゼの創業は1860年となっており非常に長い歴史を持つブランドといえる。創業者はアントワーヌ・ロゼであり、実際にブランドを開始したのはアントワーヌ・ロゼの孫であるジャン・ロゼ。同ブランドでは、戦後数年間は椅子を中心としてフランスの病院や学校などに家具を供給していたという歴史を持つ。その後、リーン・ロゼは革新的なブランドが受け入れられたことで国内の市場に参入していった。
1965年にはロゼ社が設立され、コンテンポラリー家具の製造を本格的にスタートすると同時にデザイナーとのコラボレーションを開始している。そして1968年、その後世界で話題となるTOGOの原型となるオールウレタン構造のソファを開発。1973年にはミッシェル・デュカロワの作品「TOGO」をパリ見本市で発表したことで、世界中を驚かせた。
そしてこの年にはパリに直営店の1号店をオープンし、ブランドとして正式にスタートしている。
こちらの記事では、リーン・ロゼの名作ソファであるカランが持つ魅力を紹介してきた。圧倒的な快適性を楽しめるソファであり、自宅に取り入れることによってリラックスできる空間を実現できるだろう。
世界には、このカランのほかにもさまざまな名作家具がある。以下のページにて名作といわれているさまざまな椅子を紹介しているので、興味のある方はせひ確認していただきたい。