CH445 ウイングチェア

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こちらの記事では、ハンス・J・ウェグナーによりデザインされ、Carl Hansen&Son(カールハンセン&サン)により復刻された名作チェア・CH445 ウイングチェアを紹介する。そのフォルムも座り心地も素晴らしいこちらの椅子について、その歴史も含め見ていくことにしよう。

CH445 ウイングチェア

CH445 ウイングチェア 引用元:Carl Hansen&Son(https://www.carlhansen.com/ja-jp/jajp/collection/lounge-chairs/ch445)

CH445 ウイングチェアは、世界的に知られる家具デザイナーであるハンス・J・ウェグナーによってデザインされた椅子だ。さまざまなスタイルで座ることを想定してデザインされており、快適な座り心地を実現している点が特徴のひとつとなっている。

CH445 ウイングチェアの特徴

快適な座り心地を楽しめる名作チェア

CH445 ウイングチェアは、椅子全体を覆っている張り加工が美しいラウンジチェアだ。椅子に座った時の自由度が高いことが特徴のひとつで、さまざまな姿勢で座ることを考慮した設計がされている。どのような座り方をしても背もたれがしっかりとサポートしてくれるので、座り心地が良く、体全体をすっぽりと包み込んでくれる感覚を体験できる。
フレームには無垢のビーチ材が使用されていること、さらに脚には手加工によって仕上げられたステンレススチールが使われている。脚は前方を少し高くするように設計されているため、理想的で心地の良い傾斜がついていることも、心地よい座り心地を生み出している理由のひとつと言えるだろう。
この椅子ひとつで抜群の快適性を生み出しているものの、専用のフットスツールCH446を使うことによって、さらに安楽性を高められるためおすすめだ。

世界的に知られるデザイナー・ハンス・J・ウェグナーによりデザイン

このチェアをデザインしたのは、想像力に溢れ、多作で知られたデンマークの家具デザイナーであるハンス・J・ウェグナー。彼がデザインした椅子は500脚以上にのぼり、そのほとんどが名作として世界中で知られている。このCH445も例に漏れず名作として知られており、素材とフォルムに深い造形を持っている、ウェグナーの典型的なデザインを見ることができる作品といわれている。

CH445(CH445 ウイングチェア)の歴史

CH445 ウイングチェアは、1960年にハンス・J・ウェグナーによりデザインされた。今でこそ名作チェアと言われる名品として知られているが、1960年当時はほんのわずかしか生産されていなかった。しかし2006年にCarl Hansen&Son(カールハンセン&サン)が原寸図をもとに復刻したという、時を超えて復活した名作チェアである。

Carl Hansen&Son(カールハンセン&サン)について

Carl Hansen&Son(カールハンセン&サン)はデンマークの家具ブランドであり、数々のデザイナーと共に、歴史に名を残すデザインの家具を生み出してきたことが特徴である。例えば、ハンス J.ウェグナー、コーア・クリント、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、オーレ・ヴァンシャーなどに、世界でもその名を知られるデザイナーが名を連ねている。
北欧家具ブランドとして多くの作品を世に提供してきたCarl Hansen&Sonの作品には、北欧らしさが感じられる、ミニマルであたたかみのあるデザインが多く見られる。シンプルではあるものの、機能性に優れ、クラフトマンシップが感じられる家具が多い点も同ブランドの特徴とされている。
デンマーク生まれであるために同国でのシェアが大きいが、日本やアメリカ、ヨーロッパなど、さまざまな国へと進出している。

Carl Hansen&Sonのブランドストーリー

Carl Hansen&Sonは、1908年にデンマークで創業したブランドだ。創業当時は創始者の名を冠した家具工房であり、その品質の良さから高い評価を得ていた。その後に、機械を導入することにより量産品のコレクションも提供するようになったといわれている。
その後は、世界恐慌の影響により家具の消費が落ち込んだ時期はあったが、ハンス・J・ウェグナーの才能を見出したことにより、数々の名作が生まれている。さらに2000年以降からは、世界的に進出をはじめ、世界中に店舗を展開している。

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こちらのページでは、Carl Hansen&SonのCH445 ウイングチェアを紹介してきた。世界にはこのチェアの他にも、名作と呼ばれる椅子が数多くある。こちらのサイトでは、さまざまな名作チェアをご紹介しているので、ぜひご覧いただきたい。