2003年に東京郊外で誕生した家具工房KOMA(コマ)。誕生からまだ短いブランドの歴史の中で、数々の世界的な権威あるアワードを受賞してきた希代のブランドである。ここでは、KOMA(コマ)がリリースしている数々の家具の中から、cocoda chairをご紹介しよう。
ウォールナット、チェリー、メープルの3種類の天然木材を使った温かみのある印象のチェア。今や日本を代表する高級家具ブランドの一つ、KOMA(コマ)が「フラッグシップ」と語る作品である。 ※メイプルではなく、メープルで統一
天然木材の風合いを最大限に引き出したその存在感こそ、cocoda chairの大きな魅力である。誰もを安定的に迎えてくれる包容力がcocoda chairにはある。
もともと木目や色味、表情が一つ一つ異なるというcocoda chair。ブランドによると、経年変化も楽しんでほしいとのことだ。1年後、2年後、どのような表情へと変化しているだろう。10年後、50年後はどうか。世代を超えて使い続けられる耐久性を考慮し、綿密な計算のもとで製作されているチェアである。
cocoda chairが初めて世にリリースされたのは2015年。東京郊外に工房を持つKOMA(コマ)から誕生した名作である。これまで数々のパーソナルチェアをリリースしてきたKOMA(コマ)であるが、ブランドの代表いわく、このcocoda chairこそ、KOMA(コマ)のパーソナルチェアの中で最もグレードの高い作品とのことだ。
制作が開始されたのは2010年。KOMA(コマ)創業者であり 家具職人、デザイナーの松岡茂樹氏が、座り心地を追求していった結果、今の形となった。その姿勢はとどまることを知らず、今なお、モデルチェンジが繰り返されている。
2003年に東京郊外で誕生した家具ブランド、KOMA(コマ)。その小さな工房から生み出される木工家具の数々は、国内はもとより海外からも広く注目を集めている。厚労省から「現代の名工」として認定された松岡茂樹氏がブランドを率いる。
KOMA(コマ)は、2003年に日本の家具職人・家具デザイナーとして著名な松岡茂樹氏が立ち上げたブランドだ。創業から短期間で著名ブランドの仲間入りを果たしている。工房に在籍する職人はわずか10人程度。少数精鋭だ。
KOMA(コマ)の歴史は、松岡茂樹氏の家具職人・家具デザイナーとしての歴史と言って良い。現代の名工(厚労省)、The Wonder 500(経産省)、ウッドデザイン賞など、数々の国内アワードを受賞してきた他、NY Product Design Awards 2021銀賞受賞(アメリカ)、A'design Award & Conpetition 2021金賞受賞(イタリア)、FX国際インテリアデザイン賞 FINALIST(イギリス)、Red Dot Award 2021受賞(ドイツ)など、海外の権威あるアワードも数々受賞している。まさに松岡氏が、ブランドの顔でもある。
ブランドが生み出す作品は、いずれも木の質感を大切にしたもの。椅子、テーブル、ベッド、棚など、ジャンルにこだわらず多くの名作を生み出している。
世界から注目を集める日本の小さな家具工房、KOMA(コマ)。ここでは、KOMA(コマ)がリリースしている多くの作品の中から、特に名作として名高いcocoda chairをご紹介した。ブランドに興味を抱いた方は、ぜひ他の作品もご覧になっていただきたい。
ここでご紹介したcocoda chairと同様に、歴史的名作として評価の高い椅子は、いくつか存在する。以下のページでは、それら名作椅子を一覧でまとめているので、興味のある方はぜひ参考にしていただきたい。