Cartoon(カールトン)

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こちらの記事では、スウェーデンのブランドであるSWEDESE(スウェデッセ)のチェア「Cartoon(カールトン)」を紹介する。どのような特徴を持ったチェアなのか、またブランドの歴史や特徴などについてもまとめた。

Cartoon

SWEDESE(スウェデッセ)/Cartoon(カールトン) 画像引用元:Archi EXPO(https://www.archiexpo.com/ja/prod/swedese-mobler/product-52515-184584.html)

スウェーデンの北欧モダン家具ブランドであるSWEDESEは「美しい家具を作る」という創業当時の理念を今も持ち続けるブランド。こちらの記事では、SWEDESEが発表しているさまざまな作品の中から、「Cartoon」と呼ばれるチェアを紹介する。

Cartoonの特徴

独特の雰囲気を持つチェア

CartoonはスウェーデンのブランドであるSWEDESEが手がけたチェアだ。デザインデュオのガム・フラテシがデザインを担当しているが、このチェアは人とそれ以外の生物や自然現象などさまざまな研究をもとに、自由な発想で描かれたアイデアから生み出されたという。
さらに、伝統的な北欧家具の作業プロセスにより作り上げられていることにより、高品質なチェアとなっている点も特徴のひとつといえる。北欧デザインらしさを感じられる木の温もりと、スタイリッシュで独特のデザインを持つ、非常に魅力的なチェアだ。

優雅な曲線を描く大きな背もたれが印象的

Cartoonはひとつひとつのパーツにもこだわりがみられる。シートは高品質な革が使われていることに加えて、背もたれはデンマークのKvadrat製。直線的なフレームが印象的ではあるものの、背もたれは優雅な曲線を描いている。この背もたれが背中を包み込むのはもちろん、体全体までを包み込むかのように大きな形となっている点も特徴だ。さらに、この背もたれにはボタンカバーがついているが、これは擬人の要素を表しているとされている。

Cartoonの歴史

Cartoonが発表されたのは2008年。スウェーデンを代表する北欧モダンブランドであるSWEDESEにより発表されたチェアだが、デザインを担当したのはデザインデュオのガム・フラテシ。ガム・フラテシは当時デビューしたばかりだったものの、Cartoonは2008年にはBo Bedre Awardへノミネート、翌年Forum AID Awardを受賞しており、大きな注目を集めている。

SWEDESE(スウェデッセ)について

SWEDESEはスウェーデンを代表する北欧モダン家具ブランド。木とファブリックを組み合わせた作品が多く見られ、どこかあたたかみが感じられる雰囲気の家具を生み出している。
このブランドが手がける作品の特徴として、北欧モダンを感じられるカラフルさがありながらも、パステルカラーを用いていることにより、落ち着きがあり優しさも感じられる雰囲気となっている点が挙げられる。さらに、2003年に発表された同ブランドのアイコンとなっているコートラック「Tree」のように、木を活かしたアクセサリー類も多く発表している点にも注目したい。

SWEDESEのブランドストーリー

SWEDESEは1945年創業の伝統的な北欧モダン家具ブランドであり、イングヴェとジャーカー・エクストレム兄弟、スヴェン・バッティル・シュークヴィストにより設立された歴史がある。SWEDESEはこれまでにハンス・J・ウェグナーやブルーノ・マットソン、アルネ・ヤコブセン、アルヴァ・アールトといった北欧デザインの巨匠と呼ばれるデザイナーと共に、北欧デザインとSWEDESEの名を世の中に広めてきた。
長い歴史を持つSWEDESEは、今でも「美しい家具を作る」というシンプルな理念を持ち続けている。例えば1956年にイングウェ・エクストロムがデザインしたアームチェアのように、スカンジナビア・モダンやクラシックデザインを愛する人々から長く愛されている作品が多くある点も同ブランドの特徴だ。

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こちらの記事では、SWEDESEの名作椅子であるCartoonを紹介してきた。伝統的な北欧家具ブランドが生み出す美しいチェアは、世界中の人々を魅了しているといえるだろう。
世界にはこのCartoonのほかにも「名作」と呼ばれるさまざまな椅子がある。本サイトでは多彩な名作椅子を紹介しているので、ぜひチェックしてほしい。