Y-チェア CH24m

ウェグナーデザインを数多く手掛けていることで知られる高級家具メーカー、カール・ハンセン&サン。ここでは、カール・ハンセン&サンが発表している数々の名作家具の中から、Y-チェア CH24mをご紹介したい。ブランドの歴史にも触れているので、興味のある方は併せてご覧いただきたい。

Y-チェア CH24m

画像引用元:https://www.g-mark.org/award/describe/51278

世界的家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーがデザインした傑作の一つ、Y-チェア CH24m。1950年にリリースされて以来、長きにわたり世界中で愛され続けている名作椅子である。

Y-チェア CH24mの特徴

360度、どこから見てもスキのないデザイン性

背もたれからアームに向けたR曲線、背もたれを支えるY字のデザインと角度、太さを変えながら先端へと伸びる脚のディテール、見る角度によって光を反射しX字を描く座面。360度、どの角度から見ても、スキのなさにおいて、この作品の右に出るものはないだろう。

座り心地の良い座面のペーパーコード

初めて座ったときは、やや固さを感じる座面のペーパーコードだが、使いこんでいくうちに徐々に弾力を帯びていく。前方へ傾くように腰かけても、背もたれにゆったりと寄りかかるように腰かけても、座面はしっかりと人のお尻に付いてくる。通気性の良い素材なので、夏は涼しく冬はひんやりしない。

Y-チェア CH24mの歴史

1950年にハンス・J・ウェグナーがデザインし、2022年現在でもなお生産され続けているY-チェア CH24m。背もたれ部分に「Y」に似た形が描かれていることから、Y-チェアという愛称で呼ばれるようになった。明時代のチャイニーズチェアからインスピレーションを得てデザインされた、と言われている。

広めの座面と緩やかなカーブの木目フォルムは、和室にもマッチしそうな印象だ。使い続けるほどに経年変化で味わいが増していくため、世代を超えて使い続けることができるだろう。

カール・ハンセン&サンについて

1908年にデンマークで創業したカール・ハンセン&サン。椅子、テーブル、ソファなどを製造・販売している高級家具ブランドである。ウェグナーデザインを多く手掛けていることでも知られている。

カール・ハンセン&サンのブランドストーリー

カール・ハンセン&サンの創業は1908年。デンマークの家具職人、カール・ハンセンが開設した自身の小さな家具工房が、のちに偉大なブランドへと成長するカール・ハンセン&サンの始まりである。

創業当初から妥協なきクラフツマンシップにこだわっていたカール・ハンセン。優れたデザイナーとの協働により、次々に名作家具を世にリリースしていったという。

そして1949年。カール・ハンセン&サンを世界的ブランドへと躍進させる大きな出来事があった。ハンス J. ウェグナーとの協働である。

当時まだ無名だったウェグナーの才能を見出した二代目社長のホルガー・ハンセン。ウェグナーの才能と自社のクラフツマンシップのコラボから生まれた作品の数々により、ウェグナー自身もカール・ハンセン&サン社も、またたく間に世界的名声を得ることとなった。

今日もなお、カール・ハンセン&サンは、世界で最も多くのウェグナーデザインを生産する家具メーカーである。

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カール・ハンセン&サンが発表している多くの高級家具の中から、ここでは、ハンス J. ウェグナーがデザインした不朽の名作、Y-チェア CH24mをご紹介した。デザインのみならず、実用性の高さや快適さでも評価を集める完成度の高い作品である。

さて、世界の家具市場に目を向けてみると、ここでご紹介したY-チェア CH24mと同様に、歴史的な名作とされている高級椅子が他にもいくつかある。以下のページでは、当サイトが注目する国内外の椅子を一覧でご紹介しているので、関心のある方はぜひ参考にしていただきたい。