TOLIX A-CHAIR(エー チェア)

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亜鉛メッキによる鈍い光沢が魅力のTOLIX(トリックス)の作品群。

ここでは、TOLIX(トリックス)がリリースしている名作チェアの中から、1934年に発表されたあまりにも有名な作品、A-CHAIR(エー チェア)を取り上げてみた。作品の特徴や魅力、ブランドの歴史などを見ていこう。

A-CHAIR(エー チェア)

画像引用元:Royal Furniture Collection公式HP:https://royal-furniture.co.jp/product/furniture/tolix/a_chair/

1934年に発表されて以来、まったくその魅力が衰えない名作チェアとして著名なA-CHAIR(エー チェア)。

飲食店、商業施設、観光地など、様々な場所で我々はこの椅子を目にしている。

A-CHAIR(エー チェア)の特徴

亜鉛メッキによる鈍い光沢が
心を惹きつける

シンプルなデザイン性や実用的な軽量性が特徴のA-CHAIR(エー チェア)だが、多くのユーザーを直観的に惹きつける特徴が、その鈍い光沢である。
亜鉛メッキによるその独特の光沢を求め、フランスを中心に多くのカフェやレストランで採用され続けている。

アウトドアでも無理なく使える軽量性

カフェやレストランでよく見かけるA-CHAIR(エー チェア)だが、商業的な場所とは異なるシーンでも、たびたび目にすることがある。たとえばアウトドアである。A-CHAIR(エー チェア)の大きな特徴の一つが、その軽量性。

持ち運びに苦労しないことに加え、風雨に強いメタル製であることから、多くのアウトドア好きから愛用されている。

A-CHAIR(エー チェア)の歴史

フランスを代表する家具デザイナーであり、TOLIX(トリックス)の創業者でもあるグザビエ・ポシャールがデザインしたA-CHAIR(エー チェア)。1934年に発表されて以来、21世紀の現在もなお注文がやまない名作中の名作椅子である。

商業的にも大成功をおさめたA-CHAIR(エー チェア)だが、大きな成功の理由は、デザインもさることながら、その軽量性だったという。折りたたんだメタルシートを採用したことで軽量化を実現したことが、デザインと実用性をともに求めるユーザーの心を捉えたようだ。

その芸術性の高さから、ニューヨーク近代美術館やポンピドゥーセンターのコレクションとしても所蔵されている。

TOLIX(トリックス)について

TOLIX(トリックス)は、1927年にフランスで生まれた家具ブランドである。

亜鉛メッキが施された重厚なチェアやスツールは、TOLIX(トリックス)の作品であると知られることなく世界中の人が日常的に目にしている。それほど生活の中に「当たり前」に浸透しているブランドだ。

TOLIX(トリックス)の
ブランドストーリー

商標登録した年をブランドの誕生年とするならば、TOLIX(トリックス)は、1925年に生まれたブランドだ。創業者はグザビエ・ポシャール。フランスの高級家具デザイナーとして知られる人物だ。

1934年、得意の金属加工を採用した不朽の名作「Aチェア」を発表。軽くて持ち運びしやすい実用性、どんなシーンにも自然になじむスタイリッシュな外観、金属ならではの耐久性で、またたくまに世界中から注目が集まり、ブランドは商業的に大成功をおさめた。

気を付けて見てみると、日本国内でも店舗やパブリックなどでAチェアを目にすることが多くある。その一方で、模倣品も多く流通している。逆説的だが、模倣品の流通がやまない作品は本物の名作である、とも言われる。

他の“名作椅子”も見るなら…

シンプルで普遍的なデザイン、亜鉛メッキによる鈍い光沢、持ち運びが用意な軽量性など、極めて高い完成度を持つA-CHAIR(エー チェア)。カフェやレストランだけではなく、家庭のリビングやデッキにもよく映えるスマートなチェアである。

ところで、名作椅子としての確固たる地位を築いたA-CHAIR(エー チェア)だが、同じく名作として評価されている椅子は、他にもある。以下のページで名作同士を比較し、椅子という芸術品の奥行きを感じていただきたい。