こちらの記事では、上質な革を使った美しい家具を提供し続けているWalter Knoll(ウォルター・ノル)の名作椅子、Andoo(アンドゥー)を紹介する。快適性の中にあるエレガントさが魅力的な椅子だ。
快適性と機能性を兼ね備えたシート部分と、無垢材を削り出して作られた脚部を持つ「Andoo(アンドゥー)」。エレガントな雰囲気を醸し出すダイニングチェアだ。
Andooは、オーストリア出身のデザインユニット「EOOS(エオス)」によりデザインされたチェア。
EOOSはAndoo以外にもさまざまな名作をWalter Knollから発表。例えば90度回転するソファ「Living Landscape」や、研ぎ澄まされた美しさを持つコーヒーテーブル「JAAN」などがあり、いずれも空間の中で存在感を放つ、魅力的な家具となっている。
Andooはメカニカルな作りが特徴の椅子。シート部分は薄いマイクロポケットコイルスプリングを内蔵するとともに硬さが異なるウレタンを採用している。この作りによって、薄い座面にも関わらず長時間座っていても疲れない、高い快適性を実現した。
また、無垢材を削り出した脚部からは、非常にエレガントな雰囲気が感じられる点も特徴だ。このように、快適性とエレガントさをあわせ持つ点が、Andooの魅力といえるだろう。
Andooは2006年に発表された椅子。EOOSによってデザインされたAndooは、レッド・ドットデザイン賞のベスト・オブ・ベストやiFプロダクトデザイン賞を受賞した名作として知られている。EOOSは3人組のデザインユニットであり、さまざまな国際的ブランドとコラボレーションしている。その中のひとつがWalter Knollというわけだ。
Andooはこのダイニングチェアのほかにも、ゆったりと座れるラウンジチェアも用意されている。こちらもたっぷりのレザーを使用した座面に美しいフレームを組み合わせた作りで、高級感が漂うデザインとなっている。より快適性を感じられる点が魅力なので、こちらもチェックしてみてほしい。
ヨーロッパでは絶大な人気を誇るWalter Knollは、上質のレザーを使ったソファで知られるドイツの家具ブランド。
同社では革づくりの段階からこだわっており、牛を育てる環境から徹底的な管理を行っている。広々とした牧草地で育った牛の革だけを使用することにより、美しい皮革の魅力を活かした家具づくりにつなげているのだ。
Walter Knollが生み出す家具は、シンプルながらも存在感が強いものが多い。素材の良さを十分に活かした、完成度の高いデザインの家具を提供している。
同社の本社はドイツ・シュトゥットガルト郊外、ヘレンベルグの駅前にあるガラス張りのビル。1階と2階は工場となっており、外から家具を作る工程を見ることができる。このことからも、同社の家具づくりに対する自信と誇りを感じられるだろう。
ドイツに本拠地を置くWalter Knollは、1865年に創業された歴史あるブランドである。Walter Knollの家具は、有名な映画でもたびたび使用されているので、目にしたことがある方もいるかもしれない。
創業以来、Walter Knollは創業者であるヴィルヘルム・ノルの一族により経営が行われてきたが、1993年にロルフ・ベンツにより買収された。その後は息子であるマーカス・ベンツに経営が引き継がれている。
経営者が変わっても、ブランドの伝統ともいえる「極上のレザーを使った高品質な家具の製造」という部分を守りつつ、さまざまなデザイナーや建築家を起用することにより、Walter Knollならではの魅力的な家具を提供し続けている。
Walter Knollの名作椅子、Andooを紹介した。エレガントな雰囲気の中に快適さを持ち合わせており、世界中で多くの人に愛され続けてきた魅力的な椅子となっている。
ほかにも、世界には名作と評価されている椅子がある。以下のページでは、そのような名作椅子を一覧でご紹介しているので、興味のある方はぜひチェックしていただきたい。