引用元:Knoll Eero Saarinen https://www.knolljapan.com/knoll-studio/by-designer/classic-designers/eero-saarinen/優れた建築家でもあったエーロ・サーリネンの代表作は「チューリップチェア」。
チューリップの花弁を思わせる緩やかな曲線が、個性的な美しさを醸し出している。
シェル部分に使用されたプラスティック素材からは、どこか数学的な美を感じずにはいられない。
モダンな一本脚のデザインは、雑然とするテーブル下を洗練された空間へと生まれ変わらせた。
引用元:Knoll Eero Saarinen https://www.knolljapan.com/knoll-studio/by-designer/classic-designers/eero-saarinen/コンセプトは「たくさんのクッションの中で丸くなれる、バスケットのような椅子」。
友人でもありビジネスパートナーでもあったフローレンス・ノルのリクエストで1946年に作成された。
柔らかく、全てを優しく包み込んでくれるフォルムからは、その名の通り「子宮(Womb ウーム)」を想起させる。
モダンでありながらどのような部屋ともマッチする機能美にも溢れており、ミッドセンチュリーを代表する名作である。
引用元:Knoll Eero Saarinen https://www.knolljapan.com/knoll-studio/by-designer/classic-designers/eero-saarinen/どこまでもシンプルさを追求した美しいラウンドテーブル。
一本脚で自立するためテーブル回りがすっきりとし、風通しの良い空間を演出する。
広い天板から細身の脚にかけて滑らかに描かれた曲線は、まさにアート作品。
テーブル単体ではどこか不安定にも思えるが、椅子と合わせることでひとつの完成された空間へと変化する。
シンプルながら細部に機能美が宿る、エーロ・サーリネンらしい一脚といえるだろう。
エーロ・サーリネンは、1910年に、フィンランドの建築家であるエリエル・サーリネンと、テキスタイルアーティストのロハ・サーリネンとの間に生まれた。
幼少期よりデザインに囲まれて育ち、1929年には彫刻を学ぶためにパリへ留学。イェール大学で建築学を学び、1934年に同校を卒業した。のちに建築家でありデザイナーでもあるチャールズ・イームズと出会い、1940年に2人はニューヨーク近代美術館主催のオーガニックデザインコンペでグランプリを受賞。一躍脚光を浴びることになる。
エーロ・サーリネンのデザインは近代的で合理的な要素を多分に含んでおり、またサーリネンならではの美意識に基づいて設計されているのが特徴である。
家具のほかに、ジョン・F・ケネディ国際空港の空港ターミナル(TWAターミナル)の設計も手掛けているエーロ・サーリネン。彼のデザインは今も多くの人々を魅了し続けている。
エーロ・サーリネンの作品には、近代的な素材を組み合わせているのが特徴的だ。
素材自体の硬質な印象は、独特の曲線が描く滑らかなアーチによって全く違う次元へと生まれ変わっている。
未来的なシンプルさをたたえたデザインは、快適に使用するための工夫が随所に盛り込まれている。
個人のライフスタイルに寄り添いながら、決して埋もれることのない機能美。
それこそが建築家としての知見を持ち合わせるエーロ・サーリネンならではの魅力ではないだろうか。