世界に多くのファンを有する高級家具メーカーのTHONET(トーネット)。ここでは、THONET(トーネット)がリリースしている名作家具の中から、今やブランドのアイコンの一つとされるカンチレバーチェアをご紹介しよう。作品の特徴や魅力、ブランドの歴史などをまとめているので、関心のある方はぜひ精読いただきたい。
画像引用元:プラス株式会社ファニチャーカンパニー公式HP:https://kagu.plus.co.jp/product/thonet/thonet-s64/
THONET(トーネット)の定番ラインは大きく2種類。
1つが「No.14」に代表される曲木であり、もう1つが、こちら「カンチレバーチェア」に代表される鋼管家具である。
THONET(トーネット)のコレクションは、大きく2つのラインに分かれる。
1つが温かみのある木製家具、もう1つがスマートで現代的な鋼管家具。その2つのラインを絶妙に融合させた作品が、こちらのカンチバレーチェアである。温と冷がおりなす洗練されたデザイン、そして構造を持つ。
現代的なスチールパイプを脚にしたチェアながらも、枝編み細工を始めとしたクラシカルな雰囲気が漂うカンチバレーチェア。
個人宅のリビングはもちろんのこと、会議室やレストラン、待合室など、多様な環境にマッチする汎用性の高いデザインである。
カンチバレーチェアは、1930年、建築・インテリアデザイナーのマルセル・ブロイヤーが手がけた作品。
彼がベルリンで活躍中に発表した家具の中でも、特に代表作として知られている。
シリーズには、アームレストのない「S32」とアームレストのある「S64」の2種類を用意。いずれも、THONET(トーネット)が販売している代表的、かつ歴史的なスチールパイプ椅子である。
曲げ木と枝編みの部分で伝統を表現し、スチールパイプの部分で現在、および未来を表現している。
THONET(トーネット)は、1819年に創業したドイツの建具工房に始まるブランドである。
水蒸気を利用した曲木の開発、また、スマートで実用性の高い鋼管家具の展開で世界的に知られている。リビングであれオフィスであれ、THONET(トーネット)の家具が一つあるだけで空間全体に重厚感が広がる。
THONET(トーネット)は、1819年、ドイツの建具職人だったミヒャエル・トーネット(Michael Thonet)が創業した家具ブランドである。水蒸気でブナの無垢材を曲げるという技術を開発したことをきっかけに、革新的な家具を次々に発表。
オーストリア宰相の力添えなども背景に、ウィーンの貴族クラスの顧客を獲得し、やがて高級家具ブランドとしての名を世界的なものとしていったという。
ブナの曲木を利用した高級家具と並び、THONET(トーネット)のもう一つの定番ラインとされているのが、鋼管家具である。特に、当ページでご紹介している「カンチレバーチェア」が、THONET(トーネット)の鋼管家具の代表作として知られている。
THONET(トーネット)が究極的に目指すのは、時代に左右されないデザイン性と機能性により「コミュニケーションの創造」をすること。その思想・哲学は、単なるモノ作りの枠に収まらない。
THONET(トーネット)というブランドの魅力を、1つの家具に凝縮させたかのような作品、カンチバレーチェア。個性的にして普遍性を感じさせる、THONET(トーネット)らしい不思議な魅力を持つチェアである。
しかしながら世の中には、カンチバレーチェアと比肩しうるほどの名作と呼ばれるチェアが、まだまだ存在する。多くの名作椅子を比較することで、あなたらしい一品にめぐり逢うことができるだろう。