こちらのページでは、アントニオ・チッテリオによってデザインされたテーブルBattistaを紹介している。どのような特徴や魅力を持つテーブルなのか、また同テーブルを製造・販売しているKartellの歴史をまとめた。
Battistaは、イタリアのデザイナー、アントニオ・チッテリオによりデザインされたテーブル。長さが調節できること、収納時はコンパクトなサイズになることなど非常に使い勝手が良い名作テーブルとなっている。
Battistaは、自由に長さを調節できるフォールディング式テーブル。それぞれの用途によって使える点が大きな特徴となっている。長さは全て広げた状態で1m、また半分の50cmという長さでも使用することもでき、さらに収納時は折りたたむことも可能。折りたたんだときのサイズは20cmと、非常にコンパクトなサイズになる。
キャスター付きのため好きな場所に移動させて使うことも可能。サイドテーブルとしての利用や、キッチンなどで一時的に食材や食器などを置くのにも便利に使える。ホームパーティーなど、多くの人が集まる場面でも活躍しそうなテーブルである。
このBattistaは、プラスチックの板に金属フレームを組み合わせるといった異素材を採用した点も興味を惹かれる部分。さらにカラーは6色展開となっているため、好みに合わせて選ぶことができる。
このBattistaのデザインを手がけたのは、イタリアの巨匠であるアントニオ・チッテリオ。
1991年に発表されたテーブルであり、Kartell(カルテル)により製造・販売が行われている。デザインを担当したアントニオ・チッテリオは、機能性を重視したデザインを多く発表しており、Barristaと同じシリーズであるGastone(ガストーネ)ワゴンでも折りたたみ式の家具をデザインしている。
Kartellは、おしゃれなデザインと手ごろな価格が魅力のブランドだ。さまざまなデザイナーを起用して優れたデザインの家具を作りながらも、手に入れやすい価格で提供している。
さらにKartellは機能・品質面でも優れた製品を多く提供している。ここでは、Kartellがどのような歴史を持っているのかを見ていくことにしよう。
イタリアで創業されたKartellは、1949年にジュリオ・カステッリが創業した時点で50年以上の長い歴史を持っていたブランド。イタリアではもちろん、世界中で人気を誇っており、日本においても愛用しているという人も多い。
当初は家具を手がけていたわけではなく、車のパーツや生活用品を中心としており、創業者のジュリオ・カステッリは、もともと化学エンジニアであったことから、1960年代からその知識と技術を活かし照明やプラスチック家具作りをスタートしている。その後高い強度を持つABSプラスチックを開発し、オールプラスチックチェアを生み出したことが、いまのKartellにつながったといわれている。
同ブランドでは、これまでにさまざまな巨匠デザイナーとのコラボレーションを行ってきている。例えば上記で紹介してきたアントニオ・チッテリオのほか、フィリップ・スタルクやマルセル・ワンダース、ヴィコ・マジストレッティ、ロナン&エルワン・ブルレックなどと数々のコラボレーションを行うことにより、独創的なデザインを生み出してきた。
こちらのページでは、Kartellにより製造・販売されている名作テーブル・Battistaについて紹介した。長さが自由に変えられることから、非常に使い勝手の良いテーブルといえるだろう。
このように、世界では名作と呼ばれている多くのテーブルがある。以下のページでは、このような名作テーブルについて紹介しているので、関心があるという方はぜひ一見いただきたい。