2020年、2021年と、社会事情を背景にテレワーク、リモートワークと呼ばれる働き方が急速に広がった。自宅で本格的に仕事をこなすため、新たにデスクを購入した方も多いだろう。
今後、多くの時間を過ごすことになるであろうデスク。自分の人生、そして家族の人生をも支える大事なデスクだからこそ、単に機能性だけではなく、素材や外観のクオリティも重視してセレクトしたいものである。
ここでは、世界中でリリースされた無数のデスクの中から、名作家具と呼ぶにふさわしい作品を8点ほどご紹介したい。貴方のデスク探しの一助になれば幸いである。
なお、当ページにおける「名作家具」「名作デスク」とは、専門家や識者から客観的な評価を受けた家具、デスクを指すと考えてほしい。具体的には、権威ある世界的なデザイン賞を受賞しているものを「名作」と呼ぶことにする。
当サイトが注目した名作デスクは次の通りである。ご覧になり、デスク選びの判断基準として役立てて頂きたい。貴方の感性にマッチするデスクがあれば幸いである。
画像引用元:https://www.okamura.co.jp/product/desk_table/regas/
天板が上下に昇降する機能、および天板が傾斜する機能を持つデスク。人間工学に基づき、長時間のデスクワークに適した設計・デザインになっている。サイドの水平天板エリアには飲み物や書類を置くことができる。UNIVERSAL DESIGN CONSUMER(ドイツ)、UNIVERSAL DESIGN EXPERT(ドイツ)などのほか、2021年には、世界的に著名かつ権威のあるレッドドットデザイン賞(ドイツ)を受賞。
画像引用元:https://tabroom.jp/desk/office-desk/itm0018238/
1891年に設立されたドイツを代表する家具ブランド・THONET (トーネット)が手掛けた作品。すっきりとした無駄のないデザインが、ブランドの歴史と洗練されたセンスを感じさせる。機能性とデザイン性を両立させたキャビネットの存在感が印象的。配置する部屋のイメージに合わせ、様々なタイプの天板からセレクトできる。2014年、iF DESIGN AWARD(iFデザイン賞)を受賞。
画像引用元:https://tabroom.jp/desk/office-desk/itm0010568/
「小さい空間での仕事をとことん楽しむ」をコンセプトに掲げるブランド・ofon (オフォン)が発表したデスク。極限まで追及したシンプルさにより、逆に存在感を強調するofon (オフォン)らしい作品である。黒、木目、白の3種類の天板を用意。2台を向き合わせてつなげれば、ダイニングテーブルとしても使える。2013年、グッドデザイン賞受賞。
画像引用元:https://tabroom.jp/desk/office-desk/itm0010569/
次もofon (オフォン)の作品から1つをご紹介。片袖のあるシンプルなデザインのデスクである。向かって右足にアジャスターが付いているので、床面のわずかな段差にストレスがない。お好みに応じ、前後を逆にすれば片袖を左右どちらにも配置可能。2013年、グッドデザイン賞受賞。
画像引用元:https://www.g-mark.org/award/describe/37117
ワーカーの身長やお好み、作業内容などに応じたベストポジションを得られるよう、天板に昇降機能と傾斜機能を搭載。構造力学上の安定性と強度と、足元のオープンな感覚を両立させるため、脚部を三角形としている。ひたすらワーカーからの視線を追求して作られたデスクだ。2010年、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞受賞。
画像引用元:https://www.g-mark.org/award/describe/50628?token=WHzB30L9Uz
天板の厚みが一般的な天板に比べて約半分。すっきりとした細身の脚部との絶妙なマッチングにより、単体で使用しても複数台を並べて使用しても、圧迫感のないスマートなワーキングスペースを演出する。立ち姿勢にも対応できるよう、高さのあるタイプも用意した。2020年、グッドデザイン賞受賞。
画像引用元:https://metrocs.jp/special/f031/
フランスを代表するデザイナーの一人、ピエール・ポラン氏が1950年に発表した作品。直線を魅力的に活かした芸術性、細やかなディテールへのこだわり、デスクとしての機能性など、その完成度の高さを根拠に名作と呼ばれているデスクである。なおピエール氏は、1987年に権威ある国際インダストリアルデザイン賞を受賞している。
画像引用元:https://tabroom.jp/table/table-other/itm0020376/
天板を電動で昇降させられる機能性の高いデスク。機能性のみならず、そのスタイリッシュで現代的なデザインも魅力である。数台設置すれば、オフィスの景色やイメージを一変させられそうだ。universal design expert favorite(2015)、IAUDアウォード(2015)、グッドデザイン賞(2016)、レッドドットデザイン賞(2016)、JIDAデザインミュージアムセレクションVOL.17など、数々のデザイン賞を受賞した名作である。